小説「隠された絵ー序」のフランス語翻訳
フランスの友人マリー氏から、私の小説次々出版予定作「隠された絵」の序の翻訳と朗読録音が届きました。来る1月18日(土)夕、アンスティテュ・フランセ東京で催される「読書の夕べ」にて朗読するための原稿です。
まあなんとも素晴らしく美しいフランス語! フランス語の真髄、まさにここにあり。私たち45年にも及ぶ、実に知的で誇らしい友情の結晶でもあります。
小説新作100枚完成!
絵はやっとここまで来ましたが、完成はまだはるか先です。小説の新作、100枚完成できてよかったです。詳細は後日。3、4月に出版予定。
次々作「隠された絵」の序の部分、仏語に翻訳中で、来年、1月18日(土)の夕、アンスティテュフランセ東京にて朗読予定です。
注文の60色の絵の具が届きました!
注文していた60色の絵の具が無事に届きました! 色彩を見ているだけで、わくわくします。メインの作品も、小説と合わせ、いよいよラストスパートです。
カミュのムルソーに殺されたアラビア人の弟が、小説を書き始めた!
【カミュのムルソーに殺されたアラビア人の弟が、小説を書き始めた】
昨日は、アルジェリアの作家カメル・ダーウド氏の講演会に、飯田橋のアンスティテュ・フランセに行ってきました。かの小説「異邦人」の中で、主人公ムルソーによって、《太陽のギラつきが眩しかった》から殺されたアラビア人の弟の視点からという、面白い設定の彼の小説についてでした。
確かにカミュの小説の中では、アラビア人はほとんど名を持たず、極めて無機質に近く蠢くように書かれている印象がある。この度、ムルソーの引き金に因る死を遂げたアラビア人の弟が、人間として、しかも全世界にメッセージを伝えられる作家として口を開こうというのである。
《さぞや復讐心に富んだラジカルなメッセージの小説なのでは・・・?》
誰しも、一つの方向性としては思い描くストーリーではなかろうか? しかし、講演会のダーウド氏自身から語られた小説の中身は、復讐でもなく、メッセージの主張でもなく、ただひたすらイメージの積み重ね、と温厚な口調で述べられた。皆に肩透かしを喰らわせ、予想を裏切る展開とは、果たしていかに?
アルジェリアもさほど遠い国ではなくなりつつある。こうして、ママンの死にすら無関心な男の手によって殺された(かつて、無言の)人間の側から小説が発信されるのは、興味深い。
推定二十万〜三十万部発行の雑誌にて紹介
【推定二十万〜三十万部発行の医療専門誌にて紹介されました】
さる六月に行われた私のインタビュー記事が、綺麗に製本されて出版されました。医家向けの専門誌で、全国津々浦々の同僚の皆様のお宅や医局、病院の隅々にまで送付される大規模な出版物です。
待ち合い室、サロン等に置いてある病院もきっと多数あると思いますので、お目に触れた際にはお見知りおきのほどを、どうぞよろしくお願い申し上げます。